今、杉の子では、とあるボードゲームが流行っています。
そのボードゲームとは『勇者が一撃でやられた』というゲームです。
魔王を倒すために勇者と仲間の3人で魔王城に乗り込んだが、最強の勇者が一撃でやられてしまう。勝てないことが分かった戦士・僧侶・魔法使いの3人は力を合わせて魔王から逃げるというものです。
支援員が他の学童クラブ支援員との交流で紹介されて遊んでみたのですが、とても面白かったので個人的に買って持ってきてみました。
このゲームの特徴は
・4人でなければ遊べない
・仲間は魔王や仲間の行動を予測したり、仲間通しの阿吽の呼吸で意思を疎通しなければ魔王から逃げられない
・ほぼ必ず1回はピンチが訪れ、選択をしなければならない
といったものです。
児童は遊びながらこんなことを言っていました。
2年生男子「どうしよう!俺、こんなに緊張したの生まれて初めてかも・・・心臓がバクバクしてる!」
6年生男子「自分がやられるのはいいけど、みんなに迷惑をかけたくはないんだよな~。あーどうしよう!この選択はヤバい!」
5年生男子「俺はまた「くそー!!」と言わなければならないのか・・・3連続で裏をかかれた!悔しすぎる!!」
時間を忘れて熱くなる児童たち。
4人でなければ遊べないというのも面白く、普段では中々見ないような珍しい組み合わせで遊んでいる場面が何度もありました。
たかが遊び、たかがボードゲームと思われる方もいるかもしれませんが、一緒に一つのボードゲームを囲み、一緒に遊ぶ人を見ながらの『会話をする』『洞察する』『思考する』『予想する』『協力する』といったことを体験できるのは、テレビゲームではできないボードゲームのとても良いところだと感じます。